禁煙日記 22日目

 

禁煙を始めてからもう3週間が経ったらしい。この3週間はいろいろ(主に院試勉強が)あったため、あっという間に3週間である。再来週に入院かつ手術であり、術後1週間は安静にしておけと言われているので、あと3週間で喫煙が可能になるだろう。あ、まだ折り返し地点なのか。

 

禁煙後初喫煙をツイキャスで中継放送しようかと考えていたが、手術の1週間後はトルコにいる予定であることに気が付いたのでおそらく禁煙後初喫煙はトルコでするだろうしツイキャスはしないだろう。その代わりに(代わりに?)明日は院試の合格発表なので、合格発表を見にいくキャスでもするか(17時ごろ)。しないと思うけど。

禁煙日記 20日目〜21日目

 

20日

 

院試の二次試験が終わった。筆記試験の問題形式が変わって個人的には解答しやすくなっていた。しかし指示された語数に達することなく提出してしまったので不安が残る。面接試験ではまずフランス人の先生と15分ほどフランス語だけで会話したが、「卒論の内容を要約してください」と言われて答えようとしたら緊張のあまり自分の卒論の内容を忘れてしまい、ずっと " l'impossibilité de l'amour " (愛の不可能性)と連呼した。本当は、ウエルベックは愛がもはや不可能であるということを示すことで愛を再発見させようとしているという内容の卒論だったのだが、愛を再発見することなく面接試験が終わってしまった。ちなみにフランス人の先生はウエルベックの撮った映画を2本ほど見たことがあるらしい。 " bizarre " (ややこい)と言っていた。そのあとに日本人の教授と准教授とも面接をしたが、教授に「もっとフランス語を勉強してください」と言われたので「ですよね〜自分でもなんで一次試験を通過できたのか分かんないです〜」とヘラヘラしながら言ったら、准教授が「そう? ぼくが採点したなかではいちばん良くできていたよ」と言ってくださったので「はっはっはっまたまた〜」と言いながら心のなかで某大学大学院の学力低下を憂いていたら終わった。

 

 

21日目

 

昼飯を食べた中華屋の店内に禁煙シールと喫煙可シールの両方が貼ってあった。料理がなかなか出てこなかった。あと付いてきたミニラーメンがどう考えてもサッポロ一番だった。

 

恋人宅の近所に煙草屋があり、舌を噛んだ。

禁煙日記 19日目

 

いよいよ明日は院試の二次試験がある。今日は朝から仏作文の参考書を読んでいたが、「一書くためには百読め」だとか「普段から言葉のネットワークを意識しよう」だとか書かれており、もう遅いわ! と思った。悪いのがぼくであることは間違いないのだが。それでも使えそうな知識が幾分か手に入ったので、悪あがきというものも案外してみるものだなと思う。明日は面接試験もあるが、そのまえに煙草を吸うことができないのは痛い。代わりにビールを飲もうと思う。

禁煙日記 18日目

 

院試の一次試験を無事通過した。昨日あれだけ落ち込んでいたくせにちゃっかり通りやがってこれだから落ちる落ちる詐欺をする輩は......と皆さんお思いであろうが、そりゃ「憤怒」と訳さなければいけない単語を「持ち運ぶこと」と訳してしまったり「足取り」を「逆行」と訳してしまったり「足跡」を「釘」と訳してしまったりしたら落ちると思うのが普通だろう。しかし現実には通ったのである。どう考えても在校生に対するいかがわしい力が働いたとしか思えないが、答案用紙の上部にはミシン目があり、おそらく採点の際には氏名の書かれた最上部をそこで切り離すのだろうから、おそらく力を働かせる隙はないだろう。したがってなぜ通ったのかが本当に不思議なのだ。不思議ではあるがうれしい。お祝いに煙草を吸ってもいいですか?とは言っても明後日に今度は二次試験があるのでウカウカしていられないのだが。フランス語で小論文を書くとかやったことねえぞおい。学部でフランス語作文の授業を提供していないくせによお。うわーん。辛くなったので最後に恋人が描いて送ってくれた「おめでとうもろこしくん」の画像を載せておきますね。あと、昨日の記事のブコメに「がんばれ〜」と書いてくださった方、ありがとうございます。今朝は絶望的な気分で起床したのですが、そのコメントを見て元気が出ました。うれしい。

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禁煙日記 16日目

 

昨日あたりから心臓がバクバクして手足の震えが止まらないのだが、それは明日に大学院入試の一次試験があるからで、さらには落ちる可能性が非常に高いからであり、こういうときには煙草を吸って落ち着きたいのだが、禁煙中であるため吸うわけにもいかないし、そもそも手元に煙草がないので吸えない、とはいってもコンビニまで買いにいけば煙草は手に入るのだが、何かをし・され「たい」という欲求と何かをし・され「たくない」という欲求があるとすれば、ぼくは「たくない」のほうが昔から強く、「煙草を吸いたい」と「寒いなかコンビニまで行きたくない」とをぶつけると後者が勝つので、煙草を吸わずに済んでいるのわけなのだが、それは最近は院試勉強のために部屋に引きこもっているからであり、「煙草を吸いたい」という欲求は優先的に叶えられないだけであり消えるわけではないので、外に出るようになればもしかすると買ってしまうかもしれないのだが、やっぱり「怒られたくない」という欲求が一番強いので、最後まで禁煙を続けられそうであり、このような苦痛に耐えているぼくに、大学院合格というご褒美をくださってもよろしいのではないですか神様と思うのだが、それはヤンキーが更生してえらいというのと同じであるので、少し心にモヤモヤとしたものが湧いてくるが、そんなことはどうでもよく、とりあえず受かりたい。