少女漫画になったり、増補版を出すという話

みなさま大変ご無沙汰しております。Xも本ブログもまったく稼働していないなかで恐縮ですが、お知らせがふたつあります。

 

告知①

 

西村取想の短歌が少女漫画になります!!!!!!!

 

どゆこと〜?????? ぼくがいちばんびっくりしています。

 

講談社の少女漫画雑誌『デザート』2024年1月号(2023年11月24日発売)の別冊ふろくにて、漫画家さんたちがそれぞれお題となる短歌一首から想像を膨らませて少女漫画にするというアンソロジー特集が組まれています。

そして、そのお題となる短歌のひとつに西村取想のものを選んでいただきました。

ちなみに、西村取想以外の短歌提供者は「岡本真帆」「加藤千恵」「木下龍也」「くどうれいん」(五十音順、敬称略)です。

 

え……

 

そこになぜ西村取想が……?

 

 

この疑問はさておき、西村取想の短歌は「なかばさとる」さんに漫画化していただきました。なかばさんは今年デビューされた新進気鋭の漫画家さんで、「卒業、期間限定。」という読切作品が講談社のコミックDAYSにて無料で読めます。めっちゃいいです。ほんまに。レシート、分かる。

comic-days.com

 

今回選んでいただいた短歌は、西村取想が以前Twitter(現X)に載せた

 

しあわせをゆびさし確認するきみがぼくの名前を呼ばなくて春

 

というものです。この短歌がいったいどんな漫画になっているのか、みなさん気になりますよね? ぜひお買い求めください。

ちなみにどちらかといえば悲しげというか叶わない恋的に読めるこの歌ですが、漫画版では……そうくるか!と膝を打ちました。あまり話すとネタバレになってしまうので控えますが、この歌のあらたな側面を引き出せていただけて感謝しています。

※以前からぼくのことを知っている方に一応の但書をすると、今回の企画はぼくとKさんの話とかとは一切関係なく、選んでいただいた一首から純粋に想像を膨らませて漫画化してもらっています。そこは誤解なきようお願いいたします。まあ、ぼくとKさんの現在の関係に偶然一致している部分もあってびびっているのですが……

 

 

告知②

 

『四百センチ毎秒の恋』の増補版を出します!

 

 

『四百センチ毎秒の恋』については、こちらをご覧ください。

con2469.hatenablog.com

 

増補版は『四百センチ毎秒の恋、あるいは』と題し、『四百センチ毎秒の恋』(完全再録)に、増補として、これまでに西村取想の作った短歌を加え、表紙をあらたに描き下ろしていただきました。

 

増補部分は、2017年から2023年にかけて西村取想が作った短歌を、連作としてまとめなおして収録しています。

基本的には西村取想のX(@N_torso)で読めるものが大半ですが、連作としてまとめなおしたことでそれぞれの歌にあらたな光を与えられていると思います(あと、Xがいつ崩壊するか分からないのでモノとして残しておきたいという気持ちがある)。

また、Xには投稿していない、沈黙期間に作った短歌もいくつか収録されています。

合計で約400首の短歌が収められています(数え間違えていたらごめんなさい)。

※増補部分には、恋の歌だけでなく、映画から着想を得た連作や、教育実習がつらすぎるときに作った連作なども含まれています。

 

表紙は『四百センチ毎秒の恋』のときと同じく、なかじまちあきさん(@nkjmC)にあたらしく描き下ろしていただきました。すてきな表紙をありがとうございます。

 

販売方法としては、今回はBOOTHではなく、Amazonにて販売します。Kindle版とペーパーバック版を用意しました(Kindle Unlimitedでも読めます)。ペーパーバック版は、Amazonのオンデマンド印刷を利用しています。『四百センチ毎秒の恋』の紙版を再販することはおそらくないですので、紙媒体でほしいと思ってくださる方は、ぜひこの『四百センチ毎秒の恋、あるいは』をお求めください。

 

 

だんだん生活も落ち着いてきた(ようなそうでもないような)ので、西村取想のXや本ブログも活性化させていきたいなと思っています。今後とも西村取想を何卒よろしくおねがいいたします。