禁煙日記 14日目(2回目)

 

あのですね。喫煙したいという気持ちがあまり湧かないのです。おそらくですが、禁煙の誓いを破ってまで吸ったアメスピオレンジが然程おいしく感ぜられなかったからだと思われます。あと数日で禁煙を終えることができるという時分になった今、このように喫煙欲が薄れるとはなんたる喜劇。否、悲劇。禁煙を成功させたい方は2週間ほど禁煙したのちに、タール値の低い煙草を1本吸ってみるといい。煙草の旨みよりも罪悪感の方が勝れば、その後の禁煙は上手くゆくでしょう。なるほど、1mgの煙草なぞ何のために存在するのかと常々疑問でありましたが、禁煙するためでしたか。

 

そうそう、軽い煙草といえば、宮部みゆきの『模倣犯』を思い出します。小学校高学年のときに読み、非常な衝撃を受けた覚えがあります。おそらく生まれてはじめて読んだ胸糞小説でした。世の中には絶対悪というものがあるということを知りました。また、物事には「裏」があるということもこの小説から学びました。軽い煙草を吸っている人を見かけると、登場人物のひとりを思い出して涙目になってしまいます。以前間違えて軽い煙草を買ってしまったときは違う意味で涙目になりました。

 

模倣犯 (上)

模倣犯 (上)

 

読み終わったあと、この表紙と同じ体勢でしばらく虚空を眺めた記憶があります。

 

禁煙日記 13日目(2回目)

 

退院した。3年前に手術したときよりも楽ではあるが、それでもやはり腕が上がらないのと上半身を曲げられないのとで辛い。あと点滴の針をさしていた左手の甲が腫れていて左手が使えない。

 

前にも書いたかもしれないが、胸に入っていたチタン棒を抜く手術を今回したのだ。鏡で見てみるとどうも胸が薄くなったような気がする。チタン棒で胸骨を外側に押していたのだが、その反動で胸骨が内側に戻っているのではないかと思えてしまう。朝起きたら胸がへしゃげているとか嫌ですよ、先生。ちなみにこれが3年間ぼくの胸に入っていたチタン棒です。

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あらためて見るとデカいな。

禁煙日記 12日目(2回目)

 

生きとるわ。しかし何やら胸部がぴちゃぴちゃ鳴いており、気持ち悪いのだが、医者は満足げに頷いて帰ってしまった。

胸にさらしを巻いている。さらしを巻くのは生まれてはじめてだ。さらしの下部が胃に被っており、久しぶりの飯に膨らんだ腹が痛い。

禁煙日記 11日目(2回目)

 

届かないところにいればいるほどに白さが重い体感温度

 

明日は手術です。万が一死ねばこれが最後のブログ更新ですが、万が九九九九死なないらしいので、また会いましょう。

 

昨日も告知しましたが、ぼくが作詞した楽曲のMVがYouTubeで公開されたので、聴いてください。ブコメで感想をくれた方、ありがとうございます。

https://youtu.be/TvNjrsiOWDo

 

禁煙日記 10日目(2回目)

 

ついに明日、入院。明後日、手術。明々後日、退院。つまり、あと1週間もすれば煙草が吸える。楽しみで仕方がない。いま死にそうになったら必死で生きたいと願うと思う。

 

あと、ぼくが歌詞を書いた曲のMVがYouTubeに投稿されたので、聴いてください。

https://youtu.be/TvNjrsiOWDo

禁煙日記 7日目〜9日目(2回目)

 

フランス語力にまったく自信がなく、大学院の授業についていける気がしないので、来年度に語学留学をしようかと考えていたが、考えているうちに刻々と時が過ぎ、今から行動を起こして果たして来年度に留学できるのかという思いがムクムクと湧き上がってきている。留学に関わる最大の問題はやはり金銭面であり、奨学金をもらうにしてもその選考等は大抵1年前から始まっているし、そもそも単なる語学留学に給付される奨学金が少ない。フランスに留学するなら金やるよ、というものがあるにはあるが、ぼくはフランスではなくモロッコに留学したいと思っているので、それも役に立たない。何故フランスではなくモロッコに留学したいかというと、諸々が安いからであり、何といっても煙草が安いからである。安いといっても、日本と同じぐらいの値段で1箱400〜500円らしいのだが、フランスでは1箱1300円ほどなので、それに比べたら断然安い。もうモロッコしか考えられない。誰か、モロッコにフランス語留学した人はいませんか? 情報ください。