禁煙日記 12日目

 

バーガーキング秋葉原昭和通り店がマクドナルド秋葉原昭和通り店の閉店日に掲げた垂れ幕の文言を縦読みするとマクドナルドを煽る文になっていたということが、つい最近話題になっていたと思う。それに対して賛否両論があるようだが、企業同士の煽り合いという欧米ではよく見られる事象が日本人には馴染み深くなかったということだろう。

 

その垂れ幕が掲げられた日のちょうど1週間前である1月24日金曜日のNHKラジオの「まいにちフランス語」という番組のコラムの内容は、欧米のユーモアについてであった。そこで言われていたことは、欧米人同士はユーモアを互いに交わし合う、とりわけ互いをからかい合うが、そのような種類のユーモアはあまり日本では見られない、ということであった。

 

日本と欧米でユーモア感覚が違うということを踏まえると、バーガーキングの行いは特に咎められるようなことではないと思われるが、そのような行為に不慣れな人間が多い日本でそれを行うことが果たして正しかったのかは、道徳的な面よりもマーケティング的な面で振り返ってみるべきだろう。

 

さて、なぜこのような煙草と無関係な話を真面目にしたかというと、その真面目な話を序詞のようにして、「ユーモア」という言葉を導き出したかったからである。では、ついに本題であるが、今日はぼくの好きなフランス的ユーモアを紹介したい。それは白水社から刊行されている『コレクション・フランス語③文法』のCD付き改訂版の108ページに載っている石原昭男さんによる挿絵である。まあ日本人の手によるものだから「フランス的」かどうかは知らないが(この石原昭男さん、有名そうなのにGoogleで検索しても詳細がよく分からない。どなたかご存知の方がいらっしゃれば教えてください)。

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いや〜良い。

 

『コレクション・フランス語③文法』は、ぼくが「フランス語が分からな〜い」と嘆いているということを恋人が恋人の父親に話したら「コレクションの③をひたすらやれ!」と言ってたよと言われたので早速買って取り組んでみたところ、一気にフランス語が(それまでに比べて)できるようになったのでオススメする。ただし初級を終えていないと少し置いてけぼりを食らってしまうかもしれないので気を付けて。ちなみに、恋人の父親はぼくを娘の恋人だとは認めていないらしい。